Minimal Start
SpeeDBee/TSのインストールが完了したら、DBを利用する方法についてサンプルを用いながら解説します。 インストールがまだの場合は、こちらを参照ください。
前提条件
動作環境において以下をインストールしていること
- make
- gcc
- speedbee
SpeeDBeeを利用するプログラムを作成します。
sample.c
を作成します。
下記ソースは、speedbee-ts評価版のリポジトリにあるサンプルプログラムになります。sample1.c#include <stdio.h> #include <stdlib.h> #include <string.h> #include "speedbee.h" int main(int ac, char *av[]) { sdtsdb_t db; if (sd_init(NULL) < 0) { printf("error sd_init [%d]\n", sd_get_err()); return 1; } printf("-- success sd_init --\n"); if ((db = sdts_open_db(NULL)) == NULL) { printf("error sdts_open_db [%d]\n", sd_get_err()); sd_end(); return 1; } printf("-- success sdts_open_db --\n"); if (sdts_close_db(db) < 0) { printf("error sdts_close_db [%d]\n", sd_get_err()); sd_end(); return 1; } printf("-- success sdts_close_db --\n"); if (sd_end() < 0) { printf("error sd_end [%d]\n", sd_get_err()); return 1; } printf("-- success sd_end --\n"); return 0; }
上記サンプルは、下記手順で処理を行っています。
- SpeeDBeeの初期化
SDTS-API を利用する環境の初期化を行います。 - DBオープン
データベースをオープンします。引数のパラメータを指定していないため、メモリDB 機能のみ使用になります。 - DBクローズ
DB をクローズします。メモリDB 機能を利用しているためデータは破棄されます。 - SpeeDBeeの終了
SDTS-API のインターフェース終了処理を行います。
サンプルをコンパイルして実行してみます。
コンパイル
sample.c
ファイルを作成したフォルダに移動$ cd `sample.cのあるフォルダ`
コンパイルして実行ファイルを作成
$ gcc -O2 -Wall -I/usr/local/include/speedbee -L/usr/local/lib -o sample sample.c -lspeedbee -pthread -ldl -lm
実行して下記のようにエラーが出ていなかったらOKです。
$ ./sample -- success sd_init -- -- success sdts_open_db -- -- success sdts_close_db -- -- success sd_end --